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営業・採用につながる戦略「地域イベント」を見直そう

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2020.01.14  HRmaker編集室

営業・採用につながる戦略「地域イベント」を見直そう

介護関係者にとって「地域に根差した活動」は、事業を運営をしていく上で外せない視点です。

お祭りや地域イベントといった地域ならではの活動を積極的に活用していき、有効にするために戦略をたて、人材確保につなげる方法について説明していきます。

①地域とはどんな存在か考えよう

介護施設を運営していくにあたっては、地域との関係性は無視できません。

地域の方々の理解がなければ施設を建設・運営しいていくことは出来ませんし、なにより、経営を考える上で地域の方々は多様な顔を持つステークホルダーになります。

まず、潜在需要を含む顧客として捉えることができます。

地域に住む高齢者の皆さん及びその家族は、今後介護施設を利用することが見込まれる顧客予備軍です。

地域の活動に積極的に参加することは、その地域で施設の知名度を広く周知する絶好の機会となり得ます。過大な広告費用をかけずとも私たちの活動について知ってもらえる機会であり、ぜひとも有効活用したい場です。

求人採用のためのマーケットとしても見ることが出来ます。

人手不足が大きな課題になっている介護業界、他の施設と少ない人材を取り合いになることは避けられません。地域活動への参加は、将来のリクルートを見据える点からも必須です。

介護業界で働くことを考えている人に向け、私たちの施設の活動内容や働き方を発信していきます。地域に開いた風通しの良い労働環境をアピールし、他の施設との人材獲得競争で一歩先んじるチャンスになります。

②積極的にイベントに参加しよう

地域の人々と交流を持つ具体的な機会は、自治体や商工会が開くお祭りや文化祭といったイベント事になります。
これらのイベント事は、周辺自治体を含めて多くの人が訪れるので、情報を拡散するにはこれ以上ない場です。

また、地域の子供たちもこうしたイベント事には大勢が参加しています。

高齢の入居者の方にとって子供との交流は至福のひと時。
入居者のお孫さんたちも訪れたりするので、皆さん楽しみにしています。

イベント事では、ステージでの合唱に参加したり、ブースを設けて入居者が描いた絵などの創作物を展示したりしています。

ブースには職員を置き、地域の人からの施設への質問等あれば受け付けられる体制を備えています。

イベントの参加にあたっては、近隣の福祉系大学の生徒に協力を仰ぎ、ステージでのパフォーマンスを共に作り上げた年もありました。
この活動をきっかけに学校側とのつながりが生まれ、後に私たちのグループに就職した学生も現れました。

施設についての広報活動、顧客満足度の向上、将来的なリクルートのための布石。
地域のイベント事に参加することで、まさに一石三鳥もの成果を狙うことができるのです。

それでは、次からは3つの狙いをそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。

1)広報活動

広報活動の一番の効果は、潜在的顧客の掘り起こしが期待できるということです。

マーケティング的に考えると、地域に住む方々はこれから施設に入居される可能性がある方及びその家族、つまり潜在的な顧客だと言えるでしょう。

そうした潜在的な顧客の方々に、私たちの活動内容、いわば提供するサービスを知って頂きます。

他のサービス業では、実際に利用されたお客様の声をホームページや広告で掲載し、潜在的顧客に対して宣伝効果を狙います。

介護業界の場合、実はこうしたお客様(入居者)の実際のサービスを受けての声を潜在的な顧客にアピールすることはあまりされてきませんでした。

イベント事を通じて入居者の姿を見たり、触れ合ったりしてもらうことで潜在的な顧客にダイレクトに宣伝効果を期待することができます。

こうした広報活動を通じて「もし介護のお世話になるならあそこがよさそうだな」と思ってもらうことを狙っています。広報活動を通じて、将来的に顧客を獲得するための足掛かりとしています。

2)顧客満足度の向上

介護がサービス業である以上、もっとも重要視されるのは顧客満足度の充実です。

顧客とは入居者の方々、そしてその入居施設を負担しているご家族の皆さんです

イベント事に参加することで、入居者の生活の質の向上とご家族の安心感の醸成を実現、顧客満足度の向上につながると考えています。

入居者の方にもまだまだ元気な人は多く、体を動かしたい、創作活動をしたいという意欲を持っています。

そうした意欲を発揮できる場所こそ地域イベントなのです。

イベントでの発表を目指し、ステージで披露する合唱の練習をしたり創作活動を行ったりすることは、入居者の方の生活に張りを与え日々を充実させます。

その成果を家族に見てもらうことによって、ますます生きる活力を引き出すことができるのです。

ご家族の方にとっては、一度施設に入ってしまうと日々どのように過ごしているかについて不安を覚えます。

生き生きとイベントに参加している姿を見てもらうことで、そうした不安を解消し、安心してこれからも入居者の方を私たちにお任せしていただけます。

顧客満足度を高めていく上で、イベントへの参加は最高の方法なのです。

3)リクルート活動

人手不足の介護業界においては、人材獲得競争は激しさを増しています。
人材の確保、採用戦略にもマーケティング的な視点は必要です。

地域に住む方々は顧客であると同時に、人材の供給源として見なすことも可能なのです。特に若い世代へのアピールは重要。

介護業界を志す若者が減っている中で、介護の仕事の重要性とやりがいを知ってもらう必要があります。そこで、イベントに参加するにあたっては近隣の学生さんからボランティアを募集しました。

企画段階から学生さんに加わってもらい、入居者の方や職員と協力してステージや当日の運営を作り上げていきます。
学生さんにとっても介護の現場を知れる機会になりますし、入居者の方にとっても若い世代の交流は貴重な時間になります。

もちろん、経営戦略を考える側にとっては、次の世代の人材を確保するための仕掛けとして機能しています。

学生さんを巻き込む方法を取ることで、介護を就職の場として意識してもらう工夫をしています。

 

まとめ

地域のイベントに参加することで、以下のような一石三鳥の効果が見込まれます。

  1. 広報活動を通じての顧客発掘
  2. 顧客満足度の向上
  3. 若い世代へのリクルート活動

 

地域について見方を考えてぜひ、接点を増やしてみてくださいね。

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HRmaker編集室

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採用・集患/集客など病院、医療施設、介護施設のお悩み解決をするため「医療介護の採用をアップデートしたい」という思いで医療介護の実践的な採用のヒントを発信していきます。

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