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採用マーケティングの基本的な考えと方法について

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2020.01.13  HRmaker編集室

採用マーケティングの基本的な考えと方法について

「企業の採用を強化したいけど、求人広告代理店の運用でいまいち反応が上がらない…」とお悩みではないですか?

もはやほとんどの方がご存知のように現在、全国的に超売り手市場と言われています。有効求人倍率も東京では2.06倍、全国平均では1.57倍(厚生労働省一般職業紹介状況 2019年11月分より)という状況です。

また、求人媒体もwebだけでなくSNSなど以前に比べてたくさん選択肢があり、求職者さん達が分散してしまっている状況も進んでおり、求人広告に単調に求人を載せるだけでは人は来ない状態なのです。

そこで、ぜひ検討していただきたいのが「採用マーケティング」といわれる考え方です。本日は採用マーケティングとはどのようなものかご紹介します。

 

採用マーケティングとはどんなもの?

採用マーケティングとは、採用活動にマーケティングの方法論を持ち込んだものだと考えてください。マーケティングというと、販売したい商品を知ってもらったり買ってもらうための方法を戦略的に考えるものです。

買ってもらうというのは、自社の製品やサービスと、消費者のお金を交換してもらうというものです。
実は採用というのも、「自社で働くことのメリット」と「労働者が労務を提供すること」の交換だと考えることができます。

そこで、マーケティングの手法を採用に持ち込んでみようというのが、採用マーケティングといわれるものになっています。

 

マーケティングではどのような事をしているのか?

では採用マーケティングを行う前に、そもそものマーケティングでは何をしているのか検討しましょう。
マーケティングでは様々なフレームワークが用いられますが、採用で即使えるものをご紹介します。

①3C分析

マーケティングでは、自社の商品やサービスに関する状況を取りまとめるために、3C分析というものを実施します。

3C分析とはコンサルタントの大前研一さんが開発されたもので、自社(Company)・顧客(Customer)・競合(Competiter)を分析する方法をいいます。

  • 自社(Company)の分析:簡単にいうと、自社の強み/弱み、自社がどのような評価を受けているかの分析をするものです。
  • 顧客(Customer)の分析:簡単にいうと、どのような人が顧客なのか、顧客にはどのようなニーズがあるのかを分析するものです。
  • 競合(Competiter)の分析:簡単にいうと、他社の強み/弱み、他社がどのような評価を受けているか、他社のシェアなどを分析するものです。

 

採用でも、自社で働くことの強みや弱み、自社で働いている人はどのような人なのか、他社で働くことの強みにはどのようなものがあるのかを分析することはできますね。

例えば、自社で働くと、関連している会社の商品を2割引きで買うことができるというような場合には、それは自社で働く強みになります。

働いているスタッフにインタビューをして、どうしてわが社で働いているのか?と聞いてみると、自社で働くのに適した条件や、自社で働いている人たちがどんなニーズを満たしたくして他社ではなく自社を選んだのかが見えてくるはずです。

同じような職種で同じ地域で働いている人たちの給与・福利厚生などの採用条件を比べてみることも重要です。

②ペルソナ設計

ペルソナとは、理想のお客様のことをいいます。

ある商品やサービスを買ってくれる購入層はどのような人なのかという事をつきつめる作業をペルソナ設計といいます。

年齢・性別・居住地・趣味・使っているSNS…といったことをプロファイルすることによりアプローチの仕方を特定するために行われます。

たとえば、ダイエット食品のペルソナ設計を考えてみましょう。

年齢:30代

性別:女性

居住地:都市部

趣味:ママ友でカフェに行くこと

使っているSNS:LINE

 

上記のようなペルソナを設計するとします。

そうすると、30代の女性なので朝や夜は子供と過ごす時間なので広告を出してもあまり見られないけども、カフェでママ友とLINE交換している時に広告に載せられれば拡散効果を得られそうだというような推測ができるようになります。

そうすると、大都市をターゲットに30代の女性にLINE広告を配信しようというような行動をとることができるのです。

これは採用においても全く一緒です。

 

たとえば、20代男性のアルバイトを集めたい場合には、

年齢:20代

性別:男性

居住地:大都市部近郊

趣味:スマホゲーム

 

というような形で特定ができれば、スマホゲームの情報を配信しているようなサイトに、「この仕事をすればゲームで課金がもっとできます!」というような文言で広告配信すれば求人情報が見てもらえるのではないか、

というような対策を打つことができるようになります。

③カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーマップとは、ペルソナがどのような動きで自社の製品を購入するかを可視化したものです。

どうやって自社の製品やサービスを知って、関心を持って、購入するかといった一連の流れを表にすることで、打ち手を考えるものです。

たとえば、ある恋愛シミュレーションのスマホゲームがダウンロードユーザー獲得のためにどのような事をするかを考えましょう。
ペルソナは

年齢:20代

性別:女性

居住地:大都市部均衡

趣味:テレビを見る事

 

と設定したとします。

まず、知ってもらうきっかけを作るところから始まります。テレビを見ることが趣味であるため、恋愛ドラマなど20代が見そうなテレビに広告を打つと知ってもらうきっかけになりそうです。

関心を持ってもらうためには、20代の女性に影響ある人にそのゲームを利用してもらって、面白かった!という感想を持ってもらうのがいいかもしれない、という推測ができますので、人気インスタグラマーに、実際に体験した感想を書いてもらうと関心が高まるかもしれませんね。

関心さえもってもらえばあとはダウンロードしてもらうだけなので、ダウンロードした場合の期間限定特典などを考えるとよさそうです。たとえば20代女性から人気の高い俳優さんからのプレゼントが抽選であたる、といったキャンペーンが効果的な場合もあります。

この方法も採用で応用できます。

 

まとめ

採用マーケティングというものの基本的な考え方の一部をお伝えしてきました。マーケティングの考え方を勉強してみると、採用に応用できるものがたくさんありますのでぜひ、色々と試してみてください。

求人広告だけでは効果があがらない場合には、マーケティングの手法を応用して「状況を分析し、対象者を選定、その人達にどうアプローチをしていくか」一連の流れの中でしっかりと確認していきましょう!

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採用・集患/集客など病院、医療施設、介護施設のお悩み解決をするため「医療介護の採用をアップデートしたい」という思いで医療介護の実践的な採用のヒントを発信していきます。

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